ギャラリーmuan10周年記念企画として、
小林花子展 「Fainty a message from the tree」の開催は念願の作品展で
10年を迎えたこの時に、開催できる喜びは格別であった。
小林花子氏の作品展を、旧家の薬壷で開催された時に初めて観る。
現職が長岡造形大学教授であるので校内での作品展示は鑑賞していたが
県外の個展には出向くことがかなわず、リーフレットやご案内状の写真でしか
触れることができなかったので、初めてご自宅を開放しての展覧会開催は
待ちに待った作品空間に足を運ぶ貴重な機会となった。
奈良時代からの旧家であったその家は、昭和の時代に再建された建物で、
その内部を石の彫刻家である夫君・泰史氏と気の彫刻家である小林花子氏の共同作業により
リニューアル、リユーズされた空間となって蘇った場。
建物の空間が、小林花子氏のインスタレーション作品の公開場であった。
その時の言葉にならない感動は、今も胸を熱くする。
板切が長い年月を経て住む人の痕跡を残しているかつてその家で使われていた柱。
改めてその柱が、作品として目の前に置かれると、
その傷跡が、生きてきた営み、日々の歩みを彷彿とさせる。
作家の思いが、注入されていくと、普段気がつかない時の流れや重みがあらわに表出し
あたかもその家にいつか住んでいたような懐かしい錯覚まで覚える。
アートが導き出す世界はいつも魔法を伴って心に思いもしない情景を目の前に提示する。
朽ちて乾いた気の肌に、真っ白い漆喰を使った描かれている線をなぞると
バッハの旋律のような美しい幾何学的な線を、それは思い起こさせるものだった。
今回の個展作品は、そこから繋がっているとおもう。
縁の下にあった廃材として保管されていた柱や板切が、
息を吹き込まれたように作品として展示されている。
かつて、林や森で生育していた木。
春になると芽が出て緑の葉を風になびかせ
夏、秋とはの色を変え、冬に向かう前に裸木となり、
大自然のリズムのなかで遊んでいたかつての柱木に
枝や葉っぱが、真っ白いマユ糸で彫り込まれたように描かれていた。
小林花子氏の繊細な命を視つめる眼差しの温かさが宿っている。
ギャラリーの赤い部屋の壁に、バッハの音楽が刻まれたような好きな作品が展示。
10周年を迎えた贈り物と感じ入る。
気配ー木々の詩 Faintly - a message from the trees





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