
有元利夫さんのコレクターである中村玄さんのコレクション展です。
約30年にわたり有元利夫の作品を見つめてきた歩みを、
展示された作品の中から垣間見るような時間でした。
一人の人の目を通して集められた世界を分かち合う機会をいただいたこと。
それは、
懐かしい日々を思い起こしながら語り合うような
滋味溢れるひととき。
お茶を飲みながら、
有元利夫の作品を通しながら
今の自分の日々を見つめるながら、
それらの「ながら」が
交錯したり、行きつ戻りしたり、
日常から非日常の世界をいったりきたり。
たわいもなく楽しい時間の共有でもあったような展覧会となりました。
有元利夫の世界が、そこに誘うような心地よさを
置き土産にして残してくれたような感じでした。




また会期中に、バロック音楽のコンサートが
有元利夫の作品の中で開催することができ、さらなる有元世界を満喫でした。

会期中は、有元自身の作曲「RONDO」が、世界観を一層深く広く体感させてくれました。
注:有元利夫版画展は、5月5日(金)から開催。
ブログにUPするのが、前後しています。