僕にとって、ものを作るということは、
技術が常に“ing”でなければならないと思っています。
ガラスの高温での溶け具合は偶然が生み出すことであり、
具体化すればするほど、
具象にならないものなのです 。
数年前から僕は、
ガラスに心を癒すかたちを求めて制作しています。
河上恭一郎氏の言葉です。





河上恭一郎 プロフィール
1933年 千葉県市川市に生まれる
1956年 東京藝術大学工芸科図案部卒業
1956〜63 松下電器産業株式会社に勤務
1963〜86年 株式会社保谷硝子に勤務
1965〜66年 JETRO海外デザイン研究員としてスウェーデン、フィンランドに留学
1979年 New Glass A World Survey展
入選、作品買上げ(コーニンググラスミュージアム・アメリカ)
1979・91・2000・06・10・13年
東京銀座・和光ホールにて個展
1980年 「現代ガラスの美・ヨーロッパと日本」に出品
(東京および京都国立近代美術館)
1982年 明治初期から現代まで 近代日本のガラス工芸展に出品
(東京国立近代美術館)
1986年 日本のガラス 300年 江戸から現代まで」に出品(サントリー美術館)