2015年10月05日

まだ見ぬ君への贈りもの

遊びの道具展 後藤哲男

  「まだ見ぬ君への贈りもの −2− 」

後藤哲男さんの言葉

「私と孫は60歳の隔たり、孫の孫とは120歳。 「まだ見ぬ君への贈りもの」は120年先の君への贈りものです。
真っ白な状態で生まれる子供達がどのように育っていくのか
どうすれば想像力が豊かで創造性に満ちた子供達に育つのか
改めて玩具を通して考えてみることにしました。
大学新入生には創意工夫に富み、粘りが有りあきらめない人間になってほしいと思います。
大学生になって突然覚醒する人間もいるでしょう。
しかし基本は三つ子の魂です。
100才まで持続する子供時代の魂のあり方に影響を及ぼすものがあるならば、
それにかかわ ら な く て は な ら な い し 、
魂 の あ り 方 が 生 ま れ な が ら に し て 決 ま っ て い る の で あ れ ば 、そ れ を 磨 く こ とに関わらなくてはならないと考えました。
子供は路傍の石にさえ反応し自分の世界に引き込んで楽しむことに長けています。
そうして子供達は自らの魂を磨いてきました。
しかし最近の子供達の路傍には石すらありません。
自由な想像力を刺激するものは少なく、
コンピューターゲームのように決められたストーリーに 沿い
一定の価値観を押し付けられ、
答えが一つしかみいだせないような遊びの道具が氾濫して います。

「まだ見ぬ君への贈りもの」ははっきりとした意図をもって作られた玩具ですが、一定の価値観 を押し付けることや答えが一つしかない訳ではありません。様々な答えが同じサイズの木箱にき ちっと納まっています。 どの時代の子供も反応するような遊び道具にするためにはどうしたらよいのか、子供が大切に 思い、面白さを発見し、次世代に受け渡すために未来の子供が箱の蓋を開けた時はっと息を呑 む よ う な も の を 作 り た い 。「 ま だ 見 ぬ 君 」 が 作 者 以 上 の 想 像 力 を も っ て 遊 ぶ こ と を 願 っ て い ま す 。
                       平成26年3月」 

2.JPG 

5.JPG

1.JPG

IMG_1699.JPG

アーティストトークの様子です。
IMG_1707.JPG
posted by muan at 15:41| Comment(0) | 展覧会情報