今回は動物たちがモチーフです。
土で、形作った動物。
彫塑とは違った質感です。
何気ない動物たちの表情を
廣川さんは、人間の目線ではなく
同じ生き物としての目線で、捉えているようにおもいます。
何を考えているのか
何を探しているのか
何を見つめているのか
それは、全く私たち人間が
ひょいと見せる表情と同じです。
動物に自分を託して、同化して
共有できる共通項があると感じ入ります。
動物たちに、託して
心の思いを吹き出しているのでしょうか。
いつも笑顔の作陶家・廣川智子さんの生み出した動物。
語らいができるような錯覚を覚えます。
優しい眼差しです。