平均律クラヴィーア曲集第2巻 第3回
2013年11月21日(木)
前奏曲とフーガ第5番ニ長調 BWV874:
ニ長調は神に栄光をたたえる調べ.
神の栄光をたたえる楽器であるトランペットもニ長調で使われることが多く
前奏曲ではトランペットを模倣した分散和音が鳴り響く輝かしい曲。
フーガは合唱風の落ち着いて整然としている曲。
ニ短調の前奏曲はヴァイオリン(特にヴィヴァルディの協奏曲)を模倣し、
16分音符が動き続ける無窮動で、次々に異なる楽想が現れ即興的。
フーガは作曲技法よりも感情の表現をめざした即興的なフーガ。
というようなお話しをお聞きしながらの演奏を楽しみました。
特に前の日、横浜での演奏会から続いてという日程だったので
チェンバロも写真の通り美しい木目の楽器からかなでられる音を満喫。
おまけに、前日の演奏曲目からヘンデルの曲を弾いてくださいました。